読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

発作 入院

警察からの連絡を受けて慌てて病院 に駆けつけましたが、当の本人は大した怪我もなく、いたって普通で拍子抜けでした。警察の方は慣れているのかとても落ち着き払っていて、挨拶の後の最初の言葉は「旦那さん鬱かなんか?奥さんもたいへんだね」の一言。念のため検査入院することにし、後から来た主人の母と交代で私は帰宅しました。

 
無事で良かった。子供達には車の事故と言っておいたと思います。週末だったので会社にはばれずに済みました。後で元気な本人に聞いたところ、自殺の名所であるこの橋の中央まで欄干伝いに歩いて行ったが、死ぬのを思いとどまって戻る途中で落ちたとのことでした。4〜5メートルの高さから転落したにもかかわらず、どこも怪我しなかったのは不幸中の幸いでした。
 
そして1ヶ月後。また私の職場に1本の電話。今度は夫の職場からでした。今度はひきつけの発作で倒れ、救急搬送されたとのことでした。本当に次から次へと事件だらけです。今度の病院も高速道路を使って1時間くらいはかかるところでした。急遽子供達を両親に頼み、1人で病院に向かいました。
 
病院で私を待っていたのは、今度は警察ではなく会社の上司でした。警察じゃないっていうのは、本当にホッとします。とても心配してくれた会社の方と話をするうちに、泣けて泣けて仕方がありませんでした。病院の先生によると大発作を起こしたとのこと。病室のベッドで起きていた夫はろれつが回らず、何をしゃべっているのか聞き取れないくらい。こんなのは初めてです。「一体どうしちゃったの?」次から次へと起こるハプニング。そしてここでも5日間入院です。
 
発作の内容を書いた診断書をかかりつけ医に持って行きましたが、「抗うつ薬が脳にしばらく残って悪さをすることがあるけど、こんなケースは初めてです」なんてあっさり言うもんだから私もカチーンと頭にきました。「会社で倒れたからまだ良かったものの、もし通勤途中の運転中だったらどうするんですかっ」本当に無事で良かった。本人もですが、もし事故を起こしていたら相手にも大変な迷惑がかかると思うとゾッとしました。
 
2011年 年末。
『笑顔でと 想う心と 裏腹に ため息ばかり 暗い顔』
 
暗い心で一年が終わりました。