また入院

A病院を退院して自宅療養していた夫でしたが、薬の管理が出来ないことや日常生活が不安定だったこともあり、再度入院することになりました。

でも前回の病院には行きたくないということで、医師と相談しG病院にしました。ここも精神科専門ですが、古いA病院とは違ってとてもキレイな病棟の病院です。
 
キレイだからといって本人がすんなり納得するはずもなく、、、、無理矢理引っ張ってなんとか先生と面談し、さあいざ入院の署名だけとなったらドアから逃げ出そうと必死の抵抗。看護師さんたちと一生懸命説得して署名を済ませ、病棟へ。男の看護師さん達に両脇を抱えられ引きづられるように連れて行かれました。
可哀想なくらい抵抗していたのですが、これで良くなるかもと家族は期待していたので、入院してくれてホッと一安心でした。

後日主治医を決めるために面談に行きました。夫は相変わらず「ここから出して下さい。家に帰りたい。」の一点張り。主治医に決まったのはアメリカ帰りの若くてキレイな女医さんでした。彼女は私の涙ながらに語るこれまでの家族の負担、心労を労ってくれて「家族といえどもずっと死ぬ死ぬといい続けることはDVと言ってもいい」と言ってくれて、やっぱりそうなんだ、、、と心底思いました。そして私への依存が強いことも指摘し、私から離れて生活することが必要だと指摘しました。そして私は日頃感じていた薬への不信感を打ち明けました。その頃私は夫の自殺願望が強くなったのは抗うつ薬のせいではないかと思っていたのです。抗うつ薬を飲むようになってからの夫は、行動がおかしくなることが度々でした。アカシジアという症状がでたり、他にはおそらく私にしかわからない小さな変化でしたが、明らかに何か変な感じなのです。

そんな訳で相談の結果、薬物中心療法から認知行動療法で治していこうと決まりました。