認知行動療法

2012年 夏。認知行動療法で治療はスタートしました。

認知行動療法(にんちこうどうりょうほう、英:Cognitive behavioral therapy:CBT)は、従来の行動に焦点をあてた行動療法から、アルバート・エリスの論理療法や、アーロン・ベックの認知療法の登場によって、思考など認知に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法の総称である(ウィキペディア)

つまりざっくり言うと、薬物に頼らず、考え方を変えましょうといった療法です。
ネガティブにとらえがちな考えや行動を客観的に変えていく療法で、治療時にはノートを使い、頭で考えて答えを出していくようでした。これが全く功を奏さず‥カウンセリング中心なので本人と医師との信頼関係が一番大事なのに、そこが上手くいかなかったようです。断薬してカウンセリング中心にしたら逆効果。結局結果の出ないまま3ヶ月で退院し、実家に戻りました。家に帰って来なかったのは、家族の負担と年頃の息子たちがいることを考え、先生が実家にいくよう勧めてくれたからでした。おかげで本当に久しぶりに心の平和が戻り、短いですが安心した生活を送れたのです。

実家に帰って5ヶ月後の4月。義母も夫の面倒を見切れず、夫が突然家に帰ってきました。私は恐怖しかなかった。まともならいいけど、また、あの落ち着かない様子で私につきまとう夫の相手をしなければならないのかと思うと、本当に暗い気持ちでいっぱいでした。最初こそ張り切っていた夫ですがすぐ寝たきり状態に。一日中寝たきりで、それでもお金の心配だけはしていて、家計簿のチェックは欠かさなかったのです。

そして1ヶ月後事件が勃発しました。