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不登校

3年に進級したものの、クラスには行けない長男は、学校内のスクールカウンセリングに行くことになりました。授業中や放課後にに別室のカウンセリングルームでカウンセラーと月に何度か1時間程度話しをするのです。
 

息子は昼間のカウンセリングに行けない日があり、その日は家で泣いていました。放課後なら行けるのですが。「行かなければ」と強く思ってはいるものの、体はこわばり、いうことを聞かず、部屋の中でじっと動けない状態だったみたいです。親子で留年を覚悟した決定打でした。3年生に進級はしたものの、このまま休んでいては出席日数が足りないので、卒業する為には留年してもう一年学校に行かなければならなかったのです。何とか気持ちを切り替えられないかと考え、私の趣味であるロードバイクや登山に一緒に連れ出そうとその頃考えていました。お友達が家に来て会いたいと言っても、「ムリ」と言って引きこもるままの息子。それでも部活には顔を出し、文化祭は行けたようです。親って子供の一つ一つの行動がこんなにも気になるんですよね。ある日のカウンセリングが終わってから何気なく机にあった手帳を覗いたら、「疲れた。しばらく休みたい。幸せになりたい。」と書いてありました。カウンセリングのメモだったと思います。ショックでした。高校生で幸せを感じられないなんて。まだ人生で一番楽しい時って言ってもいいぐらい なのに。どうしたら息子に幸せを感じてもらえるのか?幸せって何だろう?夫の状況は如何にもこうにも変えられない。ならば、私が何とかするしかない。その時から決めたことは、子供には笑顔でいること。ため息をつかないこと。そしてお金の話をしないこと。楽しいことだけに集中するよう心がけたのです。そして登山も本格始動。息子を誘い、彼の登山用品を揃え、近くの山に行きました。登山仲間の友人と3人で行きましたが、引きこもりであっても高校生の息子はさすがに体力があり、オバさん達を尻目にスタスタ歩き、私たちは後からゆっくりついて歩くというスタイルでした。息子には森林浴もとても良かったようです。山行を重ねるにつれ、次第に表情が明るくなっていきました。その後も何度か少しずつグレードアップしながら3人で登山し、中央アルプスの宝剣岳も行くことができました。登山は自分の趣味でもありましたが、やはり登山を通して少しでも自分に自信を持ってもらいたい、違う世界を見てもらいたい一心でした。2人だけで登山をする日もありました。そんな時は自分の話をたくさんしてくれて、息子の知らない一面を知ることができ有意義な時間でした。こうして少しでも息子に寄り添い、自分で歩き出す日を信じて待ち続けました。