復職したものの‥

2014年 。年が明けても相変わらず引きこもりの夫。髭を剃る回数も明らかに減り、病院に行く時だけしか髭を剃らなくなりました。そして病院へも行かなくなりました。こうなると、また最悪の状態です。一時的に実家で過ごしてもらうことにし、2月から実家暮らしとなりました。主治医と会社からは復職OKと言われているのに、実家では朝から眠剤を飲んで寝ている始末。

 
一方、夫がいない我が家では長男の不登校が深刻化していました。最初はイヤイヤながら行っていたのが、次第に自分の通学自転車に乗れなくなりました。自転車が置いてある庭まで行って家の中に戻ってしまう状態となり、そして制服に腕を通せなくなり、と悪化していきました。3月に入り、三者面談では一応進級が決まったものの、今後については全く不透明でした。学校のない日は元気な息子。ホワイトデーには私にクッキーを焼いてくれたり。そんな息子を何とか元気付けようと、携帯を買い換え、外にも連れ出しました。学校外の世界に目を向けて貰いたかった。
 
そんな中、意外にも夫の復職話が進み、3月から復職決定となり、また我が家へ帰ってきたのです。不安はあるものの、とりあえず大きな一歩前進で、多少なりとも家の空気は軽くなりました。
でも2人のストレスと仕事のストレスで、私も不安定感は拭えず、日曜日の夜はなかなか寝付けなかった。2時間くらいウトウトして眠眠打破を飲んで出社するという生活が続きました。
 
はじめは何とか通っていた夫ですが、半年くらいたった頃には嫌な予感が的中。またもやズルズル休みだし、具合が良ければ出社する程度。
そして年明けの2015年2月を最後に、また引きこもり始めたのです。
 
 

講演会行ってきました

先日、かねてからのファンである山川紘矢、亜矢子氏の講演会『光の扉を開く』に行ってきました。

お二人は『アウトオンアリム』を始めとした数々のスピリチュアルな本の翻訳者として知られており、ご自身も『引き寄せの極意』など多数の著書を出版なさっています。今回はお二人のお話が直に聞けるということで、期待に胸を膨らませて行ってきました。お二人とも表情、空気感とも愛に満たされているオーラが出ていて、お話も愛に満ちていて、とても素晴らしいものでした。
いつも「これでいいのか」「夫が良くならないのは私のせいではないのだろうか」と自問自答していた私にとって、ご夫妻のお話は元気付けられるものでした。
 
人は輪廻転生する。どうしたら現世の自分を幸せにできるか。それは今の自分を喜ばせること。ハートに従って生きること。お金は生活に必要な分はちゃんと入ってくるので心配無用。自分が楽しいと思うことをしなさい。自分がハッピーになって自分が変われば周りも変わる。この世は目には見えないけど愛で満ちていて、皆も愛そのものだということ。隣人を愛し、諍いはやめ、愛の波動でこの世を満たそう。他の人は関係ない。あなたが完全であること。あなた自身を愛で満たすこと。
 
簡単に言うとこんな内容でした。

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自分の問題に置き換えると、お金の心配‥これはしなくて良さそうです。時が来ると必要な分はちゃんと入ってくるらしい。では夫の寛解‥これは‥ねえ。私が夫をかえたいと思うなら、まずは自分を変えなさいということ。どういう風に変えるか?夫妻曰く、自分に甘く優しくなれば、他人にも夫にも優しく愛を持って接することができる。自分を愛しなさいということです。自分を愛してるのか?‥考え込んでしまいました。私十分頑張ってるとは思います。私も仕事で忙しい中、日々夫へのお弁当も作っているし、えらいよねって褒めることもたまにはあります。でも基本的に自分に厳しいかも知れません。妻はこうでなければならないっていう思い込みがあるし。妻の理想像を自分に課している部分もあります。でも毎日気が重くて楽しくないのを夫のせいにしている自分がいるのも事実。そうじゃないんですよね。自分を楽しませるのは自分なんですよね。私は楽しんではいけない気がずっとしていたんです。以前にも夫に「病気じゃない人はいいよね。楽しそうで。」と何度かなじられたし、夫以外の3人で気分転換にと海に遊びに行った時も義母にチクチク言われたし。他の人にどう思われても構わない!もっと自分の人生を楽しんでいいんだ!そう思えたことが大きな一歩前進です。

不安

2014年 1月

2010年から始まった夫の鬱病闘病生活。
やはり年頃の息子には、夫と私の一連の行動はかなりのストレスだったようです。最初こそ心配して夫の面倒も甲斐甲斐しく見ていた私も、年を追うに連れ、イライラが募ってきます。家にはイライラしている私がいて、夫への不満がたえず聞こえるし、愚痴を言い続ける不安定な夫と毎日顔を合わせなければならない。当然学校の勉強にも身が入らず、成績は落ちていく一方でした。私は家の中をなんとか明るい雰囲気にしようと頑張るものの、長続きはしませんでした。一家の大黒柱である人間が働かないという事は、取りも直さず家計の不安を増大させます。そして、不安は人間を不幸にします。いつも「大丈夫。なんとかなる!」って言い聞かせるのですが、何かとお金のかかる息子たちをかかえ不安は消えることはありません。お小遣いも自然と途絶え、洋服も買わなくなり、家の中の不用品で売れるものは全て売りました。でも、子どもたちには食べ物だけは不自由のないようにと沢山食べさせました。そんなことも長男には負担だったようです。長男はとても優しい子で、小さい時から母親の私を気遣うような面も見せる子です。体育着が古くなってもなにも言えず、高校の部活動でお金がかかることも言い出せず、本当にかわいそうなことをしたと思います。

長男の不登校が発覚したのは、2学期の終わりにかかってきた先生からの一本の電話でした。長男は県内有数の進学校の二年生。何もなければ親の私も安心していたはずでした。それが突然担任の先生から「学校に来ていませんが」と言われ、青天の霹靂です。ところが、全く気がつかなかった私とは対照的に、ずっと家にいた夫は当然知っていたのです。「ずっと前から行ってなかった」と平然と言い放つ夫。それなのに私には一言もなかった。息子も学校に行けてないのに、何一つ言わないってどういう事⁉️この人は一体何を考えているんだろうか?
金銭不安に息子の不登校。私がこんなにストレスをかかえ、不安でいるのに、夫のこの態度って何?
無関心にもほどがある。私の怒りも爆発でした。